製造業のための人事制度のつくり方&事例
同じ製造業でも、どのような経営戦略をとるかによって人事評価制度の傾向も変わります。たとえば、「研究開発重視」であれば、チャレンジやコミュニケーションの促進等を重視することになり、「コストパフォーマンス重視」であれば、組織的な行動、継続的な改善活動等を重視することになるでしょう。自社がどのような戦略であるかを踏まえて制度設計することが肝要となります。
本小冊子では、まず基本となる「等級制度」、「評価制度」、「賃金制度」を設計する際のポイントを概観したうえで、製造業における留意点について、経営戦略および組織体制上の特性を踏まえて解説します。
【対象業種】
電機製造業、精密機械製造業、産業機械製造業、自動車部品製造業、金属加工製造業、食品製造業、製薬製造業、アパレル製造業 など
製造業のための人事制度のつくり方&事例
- はじめに ― そもそも人事制度とは?
- 基幹人事制度の概観
・等級制度 ・評価制度 ・賃金制度 - 製造業の特性を踏まえた構築ポイント
・経営戦略上の特性からみた留意点
・研究開発重視
・コストパフォーマンス重視
・組織体制上の特性からみた留意点
・職種別人事制度の是非
・営業職で気をつけること
・研究・開発職で気をつけること
・製造職で気をつけること
・専門職で気をつけること
ダイジェスト
- 製造業の経営戦略は各社各様ですが、その多くは「研究開発重視」か「コストパフォーマンス重視」かの2つに大別されると思います。どちらを重視するかにより、人事制度の方向性も・・・
- 製造職は、営業や研究・開発と比べると、相対的に成果・業績が見えにくい、あるいは目立ちにくいといった特徴があります。そこで、以下3点について留意する・・・