被評価者研修

人事評価制度を適正に運用するためには、評価者への教育だけでなく、被評価者に対する教育も重要です。
例えば、被評価者が

  • 人事評価の意義を認識できていない
  • 評価基準を理解した上で、本人評価をつけることができていない
  • 正しい目標設定ができない

といった状態であれば、人事評価制度が適正に運用できているとはいえません。

被評価者研修とは?

被評価者研修は、人事評価制度の適正運用に向けて、被評価者に必要なスキル・マインド習得を目的とした研修です。研修実施により、被評価者に以下のような状態になっていただくことを目指しています。

経営管理機能不全による問題

このような状態を実現することで、人事評価制度の適正運用に向けて次のような効用が期待できます。

評価制度実務の効率が上がる

  • プレイングマネージャーとして多忙な上司にとって部下の目標設定の指導等に多くの時間を充てることは大きな負担です。
  • 被評価者の評価基準の理解度や目標設定スキルが向上すると、上司が人事評価実務に充てる時間を削減でき、人事評価制度全体の効率が上がります。

上司・部下の関係性が改善。前向きな話が増える

  • 上司・部下双方が人事評価の目的を理解した上で、人事評価に臨むことで人事評価表が上司・部下とのコミュニケーションツールとして活用することが可能になります。
  • その結果、面談や日ごろの何気ない会話におけるコミュニケーションの質も向上します。

結果、人事評価制度全体のロイヤリティが上がる

  • 上記Ⅰ・Ⅱを通じて、社内に人事評価制度が浸透していき、経営方針の推進力アップといった人事評価制度の目的実現に近づいていきます。

被評価者研修プログラムの特徴

人事評価制度運用の適正化に向けて、被評価者研修プログラムは、以下の2つの特徴から被評価者の評価スキル向上をサポートいたします。

※研修は会場型・オンライン型どちらでも対応可能です。

①選択式で柔軟なプログラム設計が可能

弊社の被評価者研修プログラムは、人事評価制度運用の適正化に向けて被評価者が備えるべきマインドやスキルを4つの研修テーマとして体系化しています。また、研修プログラムは、研修テーマを選択して設計する仕組みとなっており、各社の課題感に合わせて、柔軟にプログラム設計することが可能です。

②講義だけでなく、実践的なトレーニングも可能

目標設定などの被評価者が備えておくべきスキルに対して、実践的なワーク主体のパートも準備しています。講義で学んだことをその場で実践できる機会を設けることで、より実践的な被評価者研修プログラムとして高い効果が期待できます。

  • 各社のニーズに柔軟に対応できるように、プログラムは「選択式」となっています。
  • 「講義」パートに関しては、会場型研修・オンライン研修ともに対応可能です。
「講義」パート 「実践」パート
研修テーマ マインド編
人事評価を受ける意味
【目安時間】30分
人事評価を有意義なものにするため、人事評価を受ける意味合いを講義を通じて学ぶコンテンツです。
スキル編①
評価基準の理解
【目安時間】30分
評価基準の理解を深め、本人評価のつけ方や評価をつける際の留意点を学ぶコンテンツです。
【目安時間】30分
自社の人事評価表をもとに、評価項目ごとの評価点の目安基準を作成し、評価基準の理解を深めます。
スキル編②
目標設定トレーニング
【目安時間】30分
正しい目標設定を行うために、目標設定において重要なスキルである「問題の捉え方」を学ぶコンテンツです。
【目安時間】30分
よくある悪い目標設定の添削を通じて、正しい目標の書き方・目標設定する際の思考プロセスを体感できます。
スキル編③
フィードバック面談の活かし方
【目安時間】30分
上司との面談を有意義なものにするために、必要となるコミュニケーションスキルを学ぶコンテンツです。
【目安時間】30分
コミュニケーションスキルの重要性を体感するペア・グループワークを行います。
  • ※各パートの実施時間は目安となります。貴社のご要望に合わせて、短縮・拡大可能です。
  • ※「実践パート」のワーク内容は一例です。

評価者研修実施事例①

【実施企業A社の概要】

業種:卸売業
社員数:約100名
A社は、目標管理制度を盛り込んだ人事評価制度を導入していました。しかし、これまで目標の立て方を一度も教育していなかったこともあり、目標管理制度を上手く運用できていない点が課題となっていました。このような背景から、A社では前年度に評価者研修を実施し、まずは評価者に対して「正しい目標設定の考え方」を研修でトレーニングしました。その中で、「評価者だけでなく、被評価者に対しても同じ考え方・方法論を伝えてほしい」というオーダーがあり、被評価者研修を実施することにしました。

【実施形式】
  • オンライン型
  • 全4チーム(1チーム20名)
  • 研修時間は2時間(休憩除く)
【プログラム】
研修概要 実施形式 所要時間

Ⅰ.オリエンテーション

10分

Ⅱ.人事評価を受ける意味

  • 人事評価の目的
  • 人事評価を有意義なものにするためには?
講義 30分

Ⅲ.目標設定トレーニング【講義】

  • 目標設定のポイント
    • そもそも目標とは?
    • 達成水準の設定方法、NGワード
    • 5W3Hで考える
講義 30分

Ⅳ.目標設定トレーニング【ワーク】

  • ワークの説明
  • 添削ワーク(グループワーク)
ワーク 30分

Ⅴ.研修のふりかえりとまとめ

(終      了)
20分

評価者研修実施事例②

【実施企業B社の概要】

業種:製造業
社員数:約300名
毎年新卒社員を採用しているB社では、人事評価の考え方や本人評価の意義などを新卒社員に教育することができていない状態でした。
そのため、本人評価を自己アピールに使い、本来意図した運用ができていないという課題認識をもっていました。
このような背景からB社では、新入社員研修プログラムの一部として被評価者研修を実施し、人事評価制度に対する会社の考え方や本人評価のつけ方などを伝えることにしました。

【実施形式】
  • 会場型
  • 受講者15名(1チーム)
  • 研修時間は2時間(休憩除く)
【プログラム】
研修概要 実施形式 所要時間

Ⅰ.オリエンテーション

10分

Ⅱ.人事評価を受ける意味

  • 人事評価の目的
  • 人事評価を有意義なものにするためには?
講義 30分

Ⅲ.評価基準の理解【講義】

  • そもそも「評価基準」とは?
  • 本人評価の目的
  • 本人評価のつけ方
講義 30分

Ⅳ.評価基準の理解【ワーク】

  • ワークの説明
  • 評価基準のブレイクダウン
ワーク 30分

Ⅵ.研修のふりかえりとまとめ

(終      了)
20分

評価者研修実施までの流れ

Step1
ご面談
貴社評価制度の概要や運用状況、課題感について弊社コンサルタントがヒアリングし、プログラム設計の大まかな方向性や実施形式等を擦り合わせしていきます。
※ご面談は、WEB会議にてご対応いたします。
Step2
ご提案
Step1でのご面談内容を踏まえて、貴社のニーズにマッチした研修プログラム案、実施形式、ご費用をご提案いたします。
ご成約
Step3
研修企画
研修講師担当する弊社コンサルタントがご提案内容に沿って、研修プログラムや使用する研修テキスト、実施ワークの内容を確定させていきます。(お打ち合わせ1~2回を想定)
研修実施
(講師派遣)
研修終了後、研修の所感や人事評価制度運用改善に向けたアドバイスを講師よりお伝えします。
  • ※上記 評価者研修1回あたりの受講者は20名までを想定しています。
  • ※ご成約後、人事関連資料(人事評価表など)を、お預かりさせて頂くことがあります。

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