iWAM(アイワム)①概要

ベルギー生まれの総合適性検査ツール、iWAM(アイワム)。iWAMに関連する書籍として日本で初めて出版された『「職場のやっかいな人間関係」に負けない法:「あの人」の言葉のクセに解決の糸口がある』(三笠書房。飯塚健二著)。本書では、「人間関係」という視点に絞って執筆しましたが、本ブログでは、それ以外の観点からの活用方法を紹介します。

 

まずは、iWAMの概要をご紹介します。そもそもiWAMとは、inventory for Work Attitude and Motivationの略で、認知科学をベースに、職場で使っている「言葉」に着目し、その人がどのように考え、感じているかを分析し、体系化したものです。

 

2001年ベルギーでパトリック・メルレベーデ氏により開発され、グローバルツールとして、現在、20言語での受検が可能で、世界35か国以上で活用されています。16カテゴリーで48の認識スタイルに細分化することで、その人の特徴を的確に診断することができます(なお、前述の書籍では、このうち10個のカテゴリーについて触れています。iWAMの全貌を知る専門書については出版を待たれたい)。

 

インターネットで40問の質問に答える(所要時間約30分)だけで、個人分析(パーソナルレポート)、関係性分析(ペアレポート)、チーム分析(チームレポート)、ハイパフォーマー分析(卓越モデル)などのさまざまな分析ができます。
 
一般的な適性検査に比べて、48個もの指標(認識スタイル)があるため、複雑で分かり難いと思ってしまう反面、それだけ現実をより的確に反映することができるとも言えます。また、単に個人の特徴が分かるだけでなく、その活用範囲は広く、目的によって具体的な施策へと反映しやすいのも特徴といえます。
 

次回からは、具体的な活用方法を紹介していきます。
 
 

□iWAM無料診断はこちらから

https://skg-od.jp/lp/iwam/

 

□法人向けiWAMプログラムはこちらから

https://skg-od.jp/service/program_survey_02/

 

□iWAM関連書籍はこちらから

https://www.skg.co.jp/books/870/

『「職場のやっかいな人間関係」に負けない法:「あの人」の言葉のクセに解決の糸口がある』(三笠書房。株式会社新経営サービス 飯塚健二著)

執筆者

飯塚 健二 
(人事戦略研究所 副所長)

独立系システム開発会社にて、システムエンジニア・人事・経営企画等の実務を経験。その後、大手金融系シンクタンク、監査法人系ファームにて人事・組織コンサルティングに従事した後、現職。主に人材・組織開発領域において、中小企業から大手企業まで規模・業界を問わず、15年以上の幅広いコンサルティング実績を持つ。
これまでに培った実践知と学際的な理論知(社会科学、認知科学、行動科学、東洋哲学等)を駆使しながら本質的・統合的・実践的なコンサルティングを行う。一社一社に真摯に向き合い、顧客目線に立った支援スタイルを信条とする。
キャリアコンサルタント。GCDF-Japanキャリアカウンセラー。iWAMプラクティショナートレーナー。

※コラムは執筆者の個人的見解であり、人事戦略研究所の公式見解を示すものではありません。

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