目標管理 第12回 ご褒美を用意する

目標を達成するにあたっては、自らを律しながら決めたことをやる必要があります。しかし、そうはいってもやり続けること自体が難しかったり、どうしてもさぼりがちになったり、というときには、他人の力を借りる3つの方法を含む、以下の4つがありました。
 
①自ら踏み込む、②チェックを受ける、③ご褒美を用意する、④競争する、今回はこのうち、『 ③ご褒美を用意する 』について、見てみましょう。
 
この方法は、他人から、そんな小さなことで? と言われようと、どんなに目先のことであろうと、自分で決めた行動を継続してできたら、自分にご褒美を用意することです。

ご褒美の内容については、2パターンあります。
 
1つ目はご褒美の名の通り、モノやサービスを買ったりするものです。高額なモノから日常プラスアルファのちょっとしたモノまで幅広い選択肢がありますが、基本的には日常プラスアルファのモノです。達成した時はそれなりのものでもよいかもしれませんが、継続途中のものなのであくまでも日常よりもちょっとした贅沢程度が最適です。
また、このとき1つだけポイントがあります。それはご褒美を先に決めておくことです。後から決めると、どうしてもその場その場で贅沢をしすぎることがあるからです。
 
2つ目の方法は、継続して頑張ってきているものをあえて1回休むというものです。繰り返し実践できるようなこと、行動を習慣化していこうとしているのに休むとはどういうことか、と思われるかもしれませんが、その行動の内容によっては有効なこともあります。単に楽をしようということではなく、習慣化されていく前にきつくなってやめてしまうよりもよっぽどマシといった意味もあります。本来的なご褒美とは言えないのかもしれませんが、休養日は立派なご褒美になります。もちろん、休む必要もないのにあえて休むことはないので、その場合は1つ目のご褒美の方がよいでしょう。
 
次回は、『 ④競争する 』について見てきます。
 
参考書籍:やる気に左右されず結果を出す『あらゆる目標を達成するすごいシート』日本実業出版社 佐藤耕一著

執筆者

佐藤 耕一 
(人事戦略研究所 パートナーコンサルタント)

鉄道会社にて信号通信設備及びITシステムの設計業務を担当し、その後、教育事業会社で管理本部長として学習塾の運営と教育機関向け経営コンサルティング業務に携わる。前職では、電子部品メーカー系列のコンサルティングファームにて人事コンサルティング業務に携わるとともに、部長として同事業部門を率いる。国内外にて、中小企業から一部上場の大企業まで様々な規模を対象にし、あらゆる業種業態への人事諸制度の導入・運用実績がある。経営統合や分社化、経営破綻後人事、新設労働組合対応、海外法人、医療、介護、特殊法人など、豊富な事例と経験があり、特に運用に強みを持つ。

※コラムは執筆者の個人的見解であり、人事戦略研究所の公式見解を示すものではありません。

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