書籍紹介

9割の会社が人事評価制度で失敗する理由

著 者 株式会社新経営サービス
人事戦略研究所 森中 謙介
出版社 あさ出版
定 価 1,650円

波野高志の事件簿

著者が手がけた数社の実例をもとに、本書は中小企業での制度設計・運用の実際をドラマ形式で紹介。
ストーリーのなかで経営者、人事担当者に、中小企業が人事制度で失敗する背景と具体的な理由(本書では主に5つの理由)を示し、どうすれば適切な制度の導入と運用ができるかを示す。

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ケース1猛獣の逆襲
 人事評価制度は人を支配する鞭にはならない
 ~企業統治に自信のない経営者が権力維持ツールとして導入し大失敗
 (地方スーパーマーケット)

ケース2溺れる社長がつかんだ間違った藁 
 人事評価制度の設計はプロのノウハウ
 ~社外専門家の言いなりで、矛盾のある制度に社内幹部から突き上げをくらい、
 ~社長がノイローゼになった事例(自動車メーカー関連の金属部品製造業)

ケース3「人間力」を物差しに
 社員を育てて会社を伸ばすための制度導入
 ~事業承継に向け制度を導入・見直しした例(創業30年のシステム開発会社)

ケース4続ける覚悟が変えた風土
 高邁な理念を掲げた若社長に襲いかかったのは身内
 ~地場の老舗企業が新時代に対応するために導入した例
 (地方中核都市にある建設工事・解体業)

ケース5人を育て組織を変えたプロ経営者の仕事
 人事制度設計とは仕事の無駄の見直し
 〜評価制度を軸に会社の生産性向上と社員のモチベーションアップを狙う、
 ~経営再建中の企業例(温泉旅館)

ケース6個人プレーからチームプレーへ
 人事評価制度が変えた企業の闘い方
 ~スター販売員頼りから脱却し、組織全体の力で
 ~「着物の魅力」を発信するスタイルへ変革(和服販売業)

<まとめ>自社の理想像を人事評価制度で実現する

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