データでみる人事評価制度 ①

評価者訓練(考課者訓練)は実施していますか?
世間では、評価者訓練(考課者訓練)を実施している割合はどの程度でしょうか?
 
  ・従業員数 1,000人以上   :81.4%
  ・従業員数 300~999人    :68.2%
  ・従業員数 100~299人    :51.3%
  ・従業員数 100人未満     :40.0%
 
企業規模が大きくなるほど、しっかりと評価者研修を実施しているのがわかります。
 
ちなみに、どのタイミングで行っているかという質問に対しては、
 
  ・評価者訓練として特別に実施している  :50.0%
 
という結果となりました。   (※以上、全て労政時報2014年調べ)
 
毎年一定数の管理者が誕生する大企業は、管理職登用時に実施することが多いですが、多くの企業は評価者訓練として特別に実施しているようです。
 
評価者研修は、様々な部署の管理職が一堂に集います。内容を工夫すれば、優秀な管理職を見極められたり、部署間のコミュニケーションを促進させたりすることも可能です。
 
3月が人事評価の実施月にあたっている企業は多いと存じます。予定をしていなかった企業様も、改めて検討してみてはいかがでしょうか?

執筆者

森谷 克也 
(人事戦略研究所 所長)

5~10年先の内部・外部環境を想定し、企業の成長を下支えする 「組織・人事戦略」 の策定・運用が図れるよう、 ≪経営計画-人事システム-人材育成≫ を連動させる組織・人事戦略コンサルタントとして実績を積んでいる。また、カタチや理論に囚われない、「中小企業の実態に即したコンサルティング」 を身上とし、現場重視で培った独自のソリューションを多く開発している。

※コラムは執筆者の個人的見解であり、人事戦略研究所の公式見解を示すものではありません。

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