賞与のメリハリはどれくらいつける?
分析・診断
皆さんの会社では、賞与のメリハリをどの程度つけておられますか?
世間水準データをみてみると、以下のような結果が出ています。
10%未満・・・30.8%
10~20%・・・26.0%
20~30%・・・11.2%
30~40%・・・4.8%
40~50%・・・3.2%
50%以上・・・6.2%
査定等を行っていないため、格差なし・・・18.0%
という結果となりました。
※上記データの出所は、東京都産業労働局「中小企業の賃金・退職金事情(平成30年版)」
こうやってみると、半数以上が賞与のメリハリを20%未満にとどめていることが分かります。
賞与のメリハリについては、社員を動機付けする有効な手立ての一つです。しかしながら、「何%が最適」と合理的な答えを見出しづらく、判断がなかなかできないというお話をよく耳にします。
そういった際は、このような世間水準データを参考にしながら、改めて検討を進めてはいかがでしょうか。
執筆者
岸本 耕平
(人事戦略研究所 シニアコンサルタント)
「理想をカタチにするコンサルティング」をモットーに、中堅・中小企業の人事評価・賃金制度構築に従事している。見えない人事課題を定量的な分析手法により炙り出す論理的・理論的な制度設計手法に定評がある。
※コラムは執筆者の個人的見解であり、人事戦略研究所の公式見解を示すものではありません。