内定応諾後の内定辞退を防止するために(前編)

倫理憲章で定めた選考開始日から約1ヶ月が経ち、一定数の内定者が確保できたという企業も多いのではないでしょうか。しかし内定出し後に、大きな悩みのタネとなるのが内定辞退です。
 
2018年卒採用を実施した企業に対するマイナビの調査では、2017年9月~10月の段階で「内定辞退率が3割を超えた」という企業が53.5%もありました。これはその前の年の52.7%とほぼ同水準となっており、今年も恐らく同じ傾向になるのではないかと推測されます。

 

では、なぜ内定を保有した学生は辞退をするのか。同じくマイナビの2018年卒学生に対する調査では、「入社予定先企業を決めた後、不安になったことがあるか」という質問に対し、61.3%が「ある」と回答しています。

 

また、その不安の理由については回答が多い順に、①社会人としてやっていけるか(39.3%)、②この会社できちんと務まるかどうか(38.7%)、③なんとなく漠然と(31.6%)、④思ったよりあっさり内々定が出た(23.9%)、⑤ネットでよくない評判・口コミを見て(23.0%)、⑥自分の就職活動について後悔(心残り)がある(14.9%)となっています。

 

これらを踏まえて人事としてどのような対策を打つべきでしょうか。まずは内定応諾後も学生を放置せず、定期的に人事から連絡を取ることが必要です。なぜなら「不安」という感情を持った内定者をそのまま放置すると、不安はさらに大きくなり、気づいた時には「内定を辞退します」という連絡が来てしまうという事態を招き易くなるためです。

 

さらに具体的な方法については、次回のブログでお伝えします。

執筆者

南野 真彦 
(人材開発・経営支援部 シニアコンサルタント)

大学卒業後、リクルートグループ企業においてクライアントの採用支援に従事。
その後、人事コンサルティング会社にて、中小・ベンチャー企業の組織活性化のため、人材採用や若手の教育支援、人事制度構築などに尽力。
株式会社新経営サービス入社後は上記に加え、理念経営の実践など、組織・人事面における幅広い手法を用いた組織開発コンサルティングを行っている。

※コラムは執筆者の個人的見解であり、人事戦略研究所の公式見解を示すものではありません。

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