採用における面接官の役割2

6月に入り、2016年度採用も1つのピークを迎えています。経団連による倫理憲章では選考は8月からと記載されていますが、約70%の企業が6月までに内定出しを行う予定であるという調査結果もあります。
 
前回のブログでは、面接の場において、面接官と応募者が互いに必要な情報のやりとりを行い、「相互理解」を深めることが重要であるとお伝えしました。
 
多くの会社において、面接で適切な判断ができない理由の一つは、応募者を判断する材料、すなわち応募者の情報が不足しているということです。
 
応募者は面接において、自身のアピールしたい成果や結果、あるいは熱意等を話します。
しかし、それらは応募者の一面に過ぎず、判断材料としては不十分です。
そこで、必要な情報を引き出すために必要なのが「話しやすい態度」と「質問」です。
 
まず、「話しやすい態度」ですが、応募者とりわけ面接慣れしていない学生は緊張をしていいます。それに対して面接官の話し方が威圧的であったり、聴く態度が悪かったり、表情が硬かったりすると、応募者は委縮し、聞き出せる情報の量が少なくなってしまいます。
 
よって、圧迫面接等は最もするべきでなく、応募者が話しやすいように、
 ・まずは互いに自己紹介をする
 ・柔らかい表情で会話をする
 ・応募者の話にあいづちを打つ
 ・目を合わせる
等を意識すべきです。
 
昨今は面接官の態度が悪かったり、聞いてはいけないとされている内容について聞いたりすると、Twitterで企業名を拡散されたり、みんなの就職活動日記に書かれたりすることもあるため、従来以上に注意が必要です。

下記に、好感を持たれる面接官の態度、不快感を持たれる面接官の態度を記載していますので、参考にしてみて下さい。
 
 
【好感を持たれる面接官の態度】
 ・面接官も自己紹介をする
 ・応募者の話を最後まで聴く
 ・応募者の名字で話しかける
 ・最後に「面接を終了します。ありがとうございました。」とお礼を言う
 ・応募者の話を、目を見て聞く
 ・偉そうな態度を取らない
 ・応募者の話に興味を持っている態度を示す
 ・お茶を出す
 ・質問をするときに、目を見ながら話す
 ・時おり笑いがある(笑顔)
 
【不快感を持たれる面接官の態度】
 ・足を組む、腕を組む、ふんぞりかえる
 ・携帯で通話やメールチェックをする
 ・鉛筆を回す、机をコンコン叩く
 ・応募者の話を最後まで聴かずに、勝手に解釈する
 ・目を合わせない
 ・自社や他社の悪口を言う
 ・面接官同士でひそひそ話をする
 ・ノートPCを持ち込み、説明もなく使用する
 ・あくびをする、よそ見をする、たばこを吸う
 ・応募者にだけお茶が無い
 ・偉そうにしている
 ・笑顔がない

※コラムは執筆者の個人的見解であり、人事戦略研究所の公式見解を示すものではありません。

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