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上司との関係を見直す

2020年03月10日 カテゴリ:教育・能力開発

執筆者:川北 智奈美

人事戦略研究所 シニアコンサルタント

飲食・ホテル業界での経験を活かし、現場のモチベーションをテーマにした組織開発を中心にコンサルティング活動を展開中。トップと現場の一体化を実現するためのビジョンマネジメント、現場のやる気を高める人事・賃金システム構築など、「現場の活性化」に主眼をおいた組織改革を行っている。特に「サービスは心から」をテーマに現場スタッフのサービスマインドを高める教育システム構築に力を入れている。 ICF(国際コーチ連盟)認定プロフェッショナルコーチ

今回は、上司として部下をどう指導するか、という観点ではなく、上司と自分、という切り口で考えてみたいと思います。

上司として、部下からの信頼を得ることは重要です。しかしながら、自分自身が上司からの信頼を獲得できていなければ、自分の部下に"新しい仕事に挑戦するチャンスを与える"などの「よりよい仕事環境」を与えてあげることはできません。

例えばご自身の部下から、面白い企画案が上がってきたとしましょう。すると、それを会社としてGoサインを出してチャレンジさせてあげたい、ですよね。ところが、もしご自身が「自分の上司」に対して、影響力を発揮できる状態を確保できていなければ、その企画案を通してあげることができないかもしれません。つまり、上司として、部下の成長を促すために、よりよい環境を与えようとすれば、自身の上司とも信頼関係を築いていく必要があります。
「そんなこと言っても、うちの上司はまともに話を聞いてくれない」とお嘆きの方もあるかと思います。もしそのように上司との関係がうまく築けていない、と感じておられる場合はあえて一度、肩の力を抜いて上司のことを考えてみる、ということにチャレンジしていただければと思います。

①上司に興味をもつ
まずは、上司に純粋に関心をもってみましょう。ちょっとご本人を眺めてみてください。今、何を考えておられますか?何に興味がありそうですか?上司はどんな人でしょうか?上司は何が嬉しくて、何を大事にしているのか、どうなりたい、と思っているのでしょうか。

②上司の制約を理解する
次に、その上司にとっての制約、言い換えると公私を含めて置かれている立場、それによる悩みやプレッシャーを考えてみましょう。表出している上司の行動、態度は想いの現れです。「話を聞いてくれない」のは、過去に何かがあったことで、人の話を聞けなくなってしまったのかもしれません。何か想いがあるが伝わってなくて、苦しんでおられるのかも知れません。権限の範囲、求められている成果の強い圧力、時間的制約、様々な制約がかかっているかも知れません。

③ 興味、理解をもって関わる
前述の①興味をもって②制約条件をできるだけ理解してから、上司と関わってみましょう。普段通りの会話でも、相談ごとでもよいと思います。

上司と自分、自分と部下。考えてみると、言うことを素直に聞いてくれる部下とそうでない部下がいる場合、人は前者に好意的になってしまうのではないでしょうか。
もしあなたが上司と信頼関係が築けておらず、何かと意見が対立すると感じていれば、上司もやりにくさを感じているはずです。そのままでは組織としても、お互いにとっても、そしてあなたの部下にとっても良い結果をもたらすことはできません。

まずは、①上司に改めて素直な興味をもってみる、そして②制限を理解し、③その状態で関わってみる、ということを実践してみてはいかがでしょうか。少し上司の反応が変わるかもしれませんし、自身の見えている景色に変化が起こるかもしれません。

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※コラムは執筆者の個人的見解であり、人事戦略研究所の公式見解を示すものではありません。

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