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人事制度運用の課題

2019年10月10日 カテゴリ:人事制度

執筆者:川北 智奈美

人事戦略研究所 シニアコンサルタント

飲食・ホテル業界での経験を活かし、現場のモチベーションをテーマにした組織開発を中心にコンサルティング活動を展開中。トップと現場の一体化を実現するためのビジョンマネジメント、現場のやる気を高める人事・賃金システム構築など、「現場の活性化」に主眼をおいた組織改革を行っている。特に「サービスは心から」をテーマに現場スタッフのサービスマインドを高める教育システム構築に力を入れている。 ICF(国際コーチ連盟)認定プロフェッショナルコーチ

中小企業の人事制度を構築したあと、その制度がうまく機能していくかどうかは、

「社員さんの人事制度への信頼度」

がカギとなります。

特に中小企業の場合は、

 ・組織体制が安定しておらず、組織替えが多い

 ・評価者が未熟で、評価制度をうまく活用できない

 ・個々の不満が聞こえやすく、個別事情に対応したくなる

などの現象が生じます。

すると、例えば

 ・組織替えにより、評価項目の内容が合わなくなってしまう

 ・フィードバックが形骸化し、被評価者にとって有意義な課題設定の場にならない

 ・場当たり的な個別対応をしてしまい、本来の制度の主旨から外れていく

などの問題が起こってきます。

それらの問題が放置されていくと、

 「適正な評価をしてもらっていない」

 「何を頑張れば評価があがるのかよくわからない」

 「制度があっても結局、言ったもの勝ちでしょ」

など、社員さんの不満が積もり、制度への信頼が薄れてしまいます。

 

そのような事象に陥らないためには、各問題をきちんと拾い上げ、必要な判断をしながら丁寧に解決をしていく必要があります。

 ・評価項目が合わないならば、その内容を修正する

 ・フィードバックがうまくできていないならば、その原因を確認し、評価者のスキルアップを行う研修や機会を設ける

 ・個別課題について評価者を集めて意見を聞き、対応の要不要を判断し、必要な対応のみを行う

など、必要であればトップがリーダーシップをとって解決向けて動いていただくことが重要です。

人事制度がうまく機能していない、と思われた場合、「社員さんが制度への信頼をもてているかどうか」を今一度確認してみてください。もし形骸化していれば、制度の細かな問題について、ひとつひとつ検討し、解決に向けて取組んでください。「制度への取り組みに対する会社の本気度」が伝わるとともに、制度への信頼が高まり、評価への納得感を得ることにつながります。

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※コラムは執筆者の個人的見解であり、人事戦略研究所の公式見解を示すものではありません。

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