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現状分析に取り組んでみて気がつくこと

2018年07月10日 カテゴリ:分析・診断

執筆者:岸本 耕平

人事戦略研究所 コンサルタント

大学卒業後、大手パッケージソフトウェア会社に就職。企業が持つ人材価値の最大化の実現を目指し、人事管理ソフトの企画・開発に取り組んだ。新経営サービス入社後は、「理想をカタチにするコンサルティング」をモットーに、中小企業の人事評価・賃金制度構築に従事している。特に、中小企業ではなじみのない人事データの定量分析手法を用いての多角的な分析を軸にしたコンサルティングを得意としている。

前回まで「現状分析・診断のイロハ」と題して、人事制度構築前に取り組むべき基本的な分析手法をお伝えしてきました。現状分析に取り組むことで、漠然とした問題意識がクリアになり、人事制度構築によって解決すべき課題が明確になるという効果がありました。

さて、実際に現状分析に取り組まれた中小企業様から、
  ・人件費や賃金データなどの基礎データを集めてくるのに苦労した
  ・基礎データを集めた後、データを整理・統合するのに時間が掛かってしまった
という話をよく伺います。
現状分析に取り組もうと思っても、その前段階で躓いてしまうことがあるようです。

原因を推察すると、
  ①基礎データがばらばらに管理されている
  ②これまで人事管理以外の使用用途でしか基礎データを使ってこなかった
   (例:社員名簿⇒労務管理 等)
といったことが考えられます。

これまで多くの中小企業の現状分析に携わってきました。その際、人事制度構築における課題だけでなく、「この機会をきっかけに、基礎データの管理手法等の見直しも検討してみませんか」とお伝えすることがあります。

例えば、
  ・人件費の推移を毎年チェックできるように、管理フォーマットを予め準備しておく
  ・給与データ・賞与データをばらばらに管理するのではなく、社員の年収がすぐに把握できるように年収一覧表として
   1つにまとめておく
といった具合です。コストはかかりますが、ITリソースの活用も検討できるでしょう。

 

これまで当ブログでは、人事制度構築に向けた課題抽出という観点でいくつかの分析手法をご紹介してきましたが、実際に取り組んでみると、上記のような業務上の課題が出てくるかもしれません。

人事問題は解決までに時間を要するものも多く、できれば早期発見して解決に向けて先手で取り組んでいくことが理想です。そのためには、組織の状態をいつでもチェックできる体制を整えておくことが必要です。当ブログでお伝えした現状分析が、体制を整える一つのきっかけになると幸いです。時間や手間を要することも多いかと思いますが、頑張って取り組んでみてください。

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※コラムは執筆者の個人的見解であり、人事戦略研究所の公式見解を示すものではありません。

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