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2013年度新卒採用 後半戦に向けて

2012年05月23日 カテゴリ:採用・配置

執筆者:南野 真彦

人事戦略研究所 コンサルタント

大学卒業後、人材サービス会社においてクライアントの採用支援に従事。その後、人事コンサルティング会社にて、中小・ベンチャー企業の組織活性化のための、人材採用や若手の教育、人事制度策定などに尽力。株式会社新経営サービス入社後は、人事評価・賃金制度の構築や運用だけでなく、組織・人事面における幅広い手法を用いた組織開発コンサルティングを行っている。複数の採用現場での経験を活かした、人材採用の企画やオペレーションの設計には定評がある。

2011年12月に就職サイトがオープンしてから約半年が経ち、2013年度採用もいよいよ後半戦に突入しました。
開始時期が遅れたことによる様々な懸念がありましたが、蓋を開けてみれば、4月中旬時点での内定取得率は14.1%と、震災による選考延期のあった前年を1.4ポイント上回る結果となりました。

しかし、もう少し詳しく見てみると、エントリー社数・企業セミナー参加社数・面接参加社数ともに、前年の数字を下回っており、学生の活動量=企業と学生の接触の機会は、少なくなっていることが分かります。

反対に、企業の側を見てみますと、4月中旬時点で「内定出しを行っていない」企業は70.2%とほぼ前年同様、内定承諾進捗状況についても、「まだ承諾者はいない」が82.0%とこちらも前年同様の数字となっています。

これらのことから、一部の優秀層及び活動の早い企業を除く約8割は、これからが活動の本番であると言えます。


それでは、これからの時期で採用担当者が意識すべきポイントは何でしょうか。
そのひとつは、前回のブログでも述べました、「どのような自社の情報(魅力)を伝え、入社動機を高めるか」ということです。

現在の学生の状況を一言で言うと、「大手・有名企業に軒並み落ちて、手持ちの駒が少なくなった」状態です。よって、これから新たに中小企業にも目を向け、エントリーを増やさなくてはなりません。

しかし、学生が全く知らない中小企業から自分に合いそうな企業を探すのは至難の業です。
そこで、前述のとおり自社の魅力を明確に打ち出し、学生に響く表現で伝えることによって、「社名は聞いたことがないけど、なんかこの会社は良さそうだ」と思って選考に参加してもらうことが重要です。

では、自社の魅力はどのように明確化すれば良いのでしょうか。
ただ漠然と一人で考えていても、なかなか浮かんでこないのではないでしょうか。 そこで、座談会のような形式で、若手からベテラン社員まで様々な部署や階層の社員に、自社の魅力について挙げてもらう、という方法をお勧めします。

さらにそこで出てきた自社の魅力をポストイット等に記入し、以下の4つの要素で分類するという方法が効果的です。

<人が組織に共感する4つの要素>

1.Philosophy(理念):その組織が掲げている理念や思想、ビジョン
2.Profession(事業・仕事):その組織が行っている事業や生業、具体的な仕事内容
3.People(人):その組織に属している人(社員・風土等)
4.Privilege(特権):その組織に関わることで得られる特権(賃金・福利厚生・施設等)

応募者によって、どの要素に特に魅力を感じるかは異なります。
そこで、多くの応募者が見る就職サイトやHP等では、4つの要素をバランスよく打ち出し、面接のような個別の場面では応募者のタイプに合わせて自社の魅力を語る、というような使い分けが効果的です。

「御社の魅力はなんですか?」と聞かれた時に、応募者を動機づけるトークが即座に出来るよう、自社の魅力の明確化に取り組んでみて下さい。

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※コラムは執筆者の個人的見解であり、人事戦略研究所の公式見解を示すものではありません。