中小・中堅企業の事業課題・人材課題に関する調査「人材定着編」(リクルート)

出所 リクルート
概要 2024年3月19日~25日にリクルートが、4,072人の事業責任者を対象として行った、リサーチへの回答を集計・分析した結果は以下の通りである。

中小企業は、従業員規模5人~299人の企業と定義され、今回2,775人の回答が得られた。
中堅企業は、従業員規模300人~1,999人の企業と定義され、今回1,297人の回答が得られた。

1. 若年層の社員については、中小企業の30.7%、中堅企業の32.7%が「定着できていない」と解答

2. 若年層の社員が「定着できている群」と「定着できていない群」の間には、「経営者が人材の活躍に対して積極的に取り組んでいる」に大きな差(中小企業で17.2%、中堅企業で22.7%の差)

3. 人材が「定着できている群」の方が高かった項目は、中小企業では「上下関係にとらわれず意見を出しやすい」「従業員間のコミュニケーションが活発である」、中堅企業では「仕事の内容や範囲が明確である」「実際の成果や、業務の内容に応じた人事評価を行っている」

4. 人材が「定着できている群」は、「業務時間の柔軟化」や「時間外労働の削減・休暇の取得推進」といった働き方に関する取り組みの実施率が高かった

5. 中小・中堅企業どちらも残業時間が長いほど人材定着ができていない傾向

URL

https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/2024/0927_14749.html