「会社説明会」が「会社を説明する会」になってしまっていませんか?

2月に入り2014年度新卒採用も本格化してきました。
 
エントリー数や説明会の予約数を日々チェックし、一喜一憂されている方も多いのではないでしょうか。実は、私もその一人です。
 
会社説明会は、数ある企業の中から貴社を探し、エントリーしてくれた応募者に初めて生で接する場です。
もし経験のある方は、SNS等で知り合った人と初めて会う場面を想像して頂ければ、その時の第一印象がどれだけ重要か、お分かりいただけると思います。 印象が良ければ、「この人ともっと話をしてみたい」と思うでしょうし、印象が悪ければ「もう二度と会いたくない」と思われてしまいます。
 
当たり前のことですが、会社説明会でこのことをきちんと理解し、対策が出来ている企業は中小企業になればなるほど少なくなっています。
貴社の会社説明会が応募者の視点で見て好印象か否か、是非チェックしてみてください。
 
1.会社説明会の前に、時間・場所・持ち物等を書いたリマインドメールを送っている
2.会社説明会の会場は分かりやすく、交通の便が良い場所にある
3.会社説明会の会場に行くと、明るく印象の良い社員が迎えてくれる
4.会社説明会の会場に着くと、荷物やコート、傘等を置くところがある
5.会社説明会の会場は、明るさ・広さ・温度など快適である
6.会社説明会で接する社員は、生き生きとしていて魅力的である
7.会社説明会で聞く内容は、HPや就職サイトに載っておらず、新鮮である
8.会社説明会では、一方的に話を聞くだけでなく、社員と気軽に話す時間がある
9.会社説明会のスライドは聞き手が理解しやすいように工夫がされている
10.会社説明会で配られる資料は、様々な情報が載っており、読むのが楽しみである
 
いかがでしょうか。
ここに挙げた以外にも、応募者の印象を左右する要素はたくさんあります。
 
会社説明会に参加した応募者が、その後の選考に進む確率が50%を切るような場合は、早急に対策が必要です。 出来れば70%や80%を超えるように、会社説明会でしっかりと動機づけを行っていただきたいと思います。
 
「会社説明会」だからと言って、「会社の説明をする」ことに終始せず、応募者の目線で、楽しく、分かりやすく、学びのある場となるよう、プログラムやオペレーションを改善してみてください。
 
どのような説明会が良いのか分からない、自分たちでは作れない、等とお悩みの場合はお気軽にご相談下さい。

※コラムは執筆者の個人的見解であり、人事戦略研究所の公式見解を示すものではありません。

バックナンバー

バックナンバーはありません