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賞与は会社業績の配分であることを明確にする

賞与制度は、大きく賞与総額決定と個別賞与額決定に分類できます。

賞与総額(賞与原資)は、会社業績を基に決定することになりますが、業績といっても、次のように多段階に分かれます。

  1. 売上高
  2. 売上総利益(売上高-売上原価)
  3. 営業利益(売上総利益-販売管理費及び一般管理費)
  4. 経常利益(営業利益+営業外収益-営業外費用)
  5. 税引前当期利益(経常利益+特別利益-特別損失)
  6. 税引後当期利益(税引前当期利益-法人税など)

どの段階を基準にすることもできますが、賞与本来の利益配分という考え方からすれば、営業利益か経常利益がベースとなるでしょう。以下は、売上高に対する経常利益の水準(比率)に連動させた賞与支給総額(月数)の決定例です。

賞与総額設定基準例

半期売上高対経常利益比率
(賞与支給前)
半期賞与支給月数
(基本給比)
11.0%以上 平均4.0ヶ月
10.0%以上 11.0%未満 平均3.5ヶ月
9.0%以上 10.0%未満 平均3.0ヶ月
8.0%以上  9.0%未満 平均2.5ヶ月
7.0%以上  8.0%未満 平均2.0ヶ月
6.0%以上  7.0%未満 平均1.8ヶ月
5.0%以上  6.0%未満 平均1.6ヶ月
4.0%以上  5.0%未満 平均1.4ヶ月
3.0%以上  4.0%未満 平均1.2ヶ月
3.0%未満 平均1.0ヶ月

一方、個別賞与額の決定については、人事評価を反映させる方法としても次のようなものがあります。

  • 基準額×平均支給月数×評価係数
  • 評価ポイントによる賞与配分

a. 基準額×平均支給月数×評価係数

この方式は、最も多くの会社で使われています。基本給を中心とする月例給与を基礎額とし、平均支給月数を掛け、評価結果による格差をつける方法です。例えば、次のような基準です。

(1) 賞与基礎額=基本給+役職手当

(2) 評価係数基準

人事評価 評価係数
S 1.2
A 1.1
B 1.0
C 0.9
D 0.8

もちろん、基礎額や評価係数基準は自社に合ったものを作成します。

b. 評価ポイントによる賞与配分

これは、人事評価結果に等級(あるいは役職)別の係数を掛けた評価ポイントをもとに、原資を配分する方法。等級別係数とは次のようなものです。

個人別賞与額=各人評価ポイント(評価点×等級別係数)×1ポイント当り単価

1ポイント当り単価=賞与原資÷全社員の評価ポイント合計

等級別係数例

等級 係数
8 3.0
7 2.6
6 2.2
5 1.9
4 1.6
3 1.4
2 1.2
1 1.0

なぜ、等級(役職)別の係数を掛けるかというと、人事評価で同じ50点をとったとしても、職位が上がるほど貢献度が高いと考えられるためです。

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