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過去分の対応は?

過去分の対応は?
会社都合と自己都合については了解しました。これで様々な観点からの検討ができそうです。連載当初は本当にできるのかととても不安だった退職金の改革も、おかげさまで何とかなりそうな気がしてきました。あと何か注意点があれば教えてください。

待ってください。もう1つ重要なポイントをまだ述べていませんよ。これまで解説してきたモデル設定は、将来分のモデルでしたが、それに加え過去分をどうするかという問題が残ります。

確定拠出年金における過去分の扱いは前回ケース1~ケース3までの3つのパターンを紹介しました。貴社が採用するとすればケース3ということでしたので、将来分のモデル設定による拠出額に加え、過去の積立不足4300万円に対する償却の方針を立てなければなりません。

また中退共の場合は、適格年金からの引渡し分と実際の要支給額(自己都合)との間にギャップがあるはずです。

これについては、個別に掛金を増額設定するか、先に述べた保険加入による資金対応の方法がとられます。中退共に新規加入するのであれば、それまでの勤務に対応した「過去勤務期間の通算制度」というのがありますが、適格年金からの移行は移行そのものが過去勤務期間への対応ですので、不足分を追加で積み立てる手段がありません。