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企業年金とは?

企業年金とは?
前回の分析によって、当社の制度内容が少し分かってきました。ところで、当社では退職金の支払い準備として適格年金を実施しています。まず適格年金とはどういうものか、その基本を教えてください。

適格年金を含む企業年金については第1回目の時に「最近の企業年金事情」として説明しましたね。今回はさらに制度内容に踏み込んで理解しましょう。 貴社は適格年金を実施していますが、企業年金は他にもありましたね。第1回目の復習になりますが、従来の適格年金は2012年をもって廃止となり、新しく導入された確定拠出年金と確定給付企業年金、それに従来からある厚生年金基金の3つが企業年金の新しいラインナップでした 。ところで、適格年金は既に将来の廃止が決まっており、いまさら適格年金の内容を細かく調べる必要はないのではないか、と思われるかもしれませんが、それは違います。なぜなら、適格年金の移行先を考えるにあたって、今の適格年金の実施状況を無視して先のことを考えることはできないからです。すなわち、適格年金の移行は、現在の制度内容や資金状況に大きく左右されるため、適格年金の財政把握は、移行先検討をする際の必須条件といえます。

では、実施に適格年金の内容を分析してみましょう。そもそも適格年金とは、正式には「税制適格退職年金」といい、国税庁のガイドラインでは以下の説明となっています。

適格退職年金契約とは、使用人に対する退職年金の支給を目的とした信託、生命保険又は生命共済の契約で、その契約に係る掛金等及び給付の額が適正な年金数理に基づいて算定されていることなどの一定の要件を備えているものとして国税庁長官の承認を受けた契約をいいます。

(国税庁ホームページより抜粋)

そして、下線部の一定の要件は、法人税法施行令附則第16条に定められ、この要件を満たせば損金経理という税制上の優遇措置が与えられる仕組みとなっています。【図表1】