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自ら踏み込む

2016年12月14日 カテゴリ:目標管理

執筆者:佐藤 耕一

人事戦略研究所 パートナーコンサルタント

国内外にて、十数名の中小企業から一万人を超える大企業まで様々な規模かつ、あらゆる業種業態への組織・人事・教育に関する支援実績がある。 理念に基づいた経営と人事の融合をメインテーマとし、経営統合や分社化、労働組合対応、役員報酬、非正規向け制度、海外法人、医療法人、特殊法人など、豊富な事例経験があり、特に内部に入り込む実践的運用に強みを持つ。

目標を達成するにあたっては、自らを律しながら決めたことをやる必要があります。しかし、そうはいってもやり続けること自体が難しかったり、どうしてもさぼりがちになったり、というときには、他人の力を借りる3つの方法を含む、以下の4つがありました。
①自ら踏み込む、②チェックを受ける、③ご褒美を用意する、④競争する、今回はこのうち、『 ①自ら踏み込む 』について、見てみましょう。

「自ら踏み込む」と難しそうなタイトルをつけていますが、実際に行うのは「記録をする」ことです。「踏み込む」とは、本来意識しなければならない目的意識や目標から目をそらして「手段」だけを見るように踏み込むといった意味合いです。
 記録をつけるのは、目標を決めた後に考えるアクションプラン(行動計画)などをやり続ける方法の1つです。何か行動をしようと決めたとき、その行動をしたかどうかを目に見える形で記録するのです。

例えば、受注目標の日々の累計を追うのではなく、訪問件数、電話件数などの手段について回数設定をしておいて、これを日々記録していくということになります。

この記録をつけていくという方法は、実は、人の心理をうまくついたものになります。たいていの人は多かれ少なかれ「集まっていく」「満たされていく」ことに対して、根源的な欲求があります。
逆に考えますと、「不足している」状態は、人間にとっては不安であるということでしょう。そういう意味では、記録をつけていく方法は、多くの人に対して有効な手段と言えます。
つまり、記録が埋まっていく、空いたところが気持ち悪くなる、コンプリートしたい、というような手段と目的を入れ替えることで、いつの間にか受注目標を達成していた、というようになるのです。

設定した行動自体があまり面白くないとか、やり続けるのはちょっと厳しいなと感じるときに、記録が途切れるのが嫌だとか、記録がたまっていくのが楽しいから行動する、という本末転倒のやり方なのです。
しかし、これをやり続けることで、お客様や上司に感謝されたり、会社や部門に貢献できることで喜びとなり、そのうち目的意識にたどりつくことができます。少々、遠回りになりますが、目標をなかなか達成できない人は試してみるとよいでしょう。

次回は、『 ②チェックを受ける 』について見てきます。

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※コラムは執筆者の個人的見解であり、人事戦略研究所の公式見解を示すものではありません。